理事長挨拶

理事長挨拶

●一般社団法人柳川青年会議所 第69代理事長 大曲 孝彦

はじめに

柳川青年会議所は明るい豊かな社会の実現という理念のもと、日本で102 番目に創立されました。まちの未来のために68 年目となる今もなお、その創始の想いは受け継がれ、仲間と力を合わせて愛する柳川をより良いまちにするために活動、運動を続けてまいりました。しかし、世界では未だに戦争という二文字が消えず、世界情勢による影響は物価高など我々の身近なところにも及び、新興感染症はおよそ3年もの間我々から自由を奪いました。我々が生きていく時代は、混沌とした環境の中にあります。そのような状況の中でも、より良い社会をつくり続ける団体として、最低限をやるのではなく、自分たちにできる最高をめざすことが、我々の成長とともに、柳川の光り輝く未来につながることを確信し、力強く活動、運動を推し進めてまいります。

人財の成長による組織力強化

今の柳川青年会議所は入会歴が浅いメンバーが半数を占めています。青年会議所には、様々な成長の機会がありますが、ただ所属しているだけでは成長の機会を放棄していることと同義です。一人ひとりがJAYCEE としての自覚と使命感をもち、想いを巡らせ失敗を恐れず自分を信じて自ら行動を起こすことこそが成長の鍵です。また、利他の精神をもって活動、運動を続けることが人間力の向上につながるとともにメンバー間での深い信頼関係を構築し、より強固な組織となります。自らを信じ、仲間を信じ、組織を信じる。信頼でつながった絆のもと、我々はより強固な団結力をもって全力で活動、運動を展開してまいります。

心豊かな青少年の育成

身の周りのデジタル化が加速する中で、青少年が実体験をする機会が大幅に減少しています。DX が推し進められている現代においても青少年には人や物、自然と直接触れ合うことが大切だと考えます。それによって得られる細かな情報が、五感や思考を刺激し豊かな心を育むことができます。また、日常ではできない体験や多様な考え方の人と多く触れ合うことが将来の財産となり、夢と希望をもった行動につながります。我々にとっても子どもたちの成長を促すことは自分たちの学びにもなります。これからの未来を担う青少年のために、我々が何をやるべきなのかを多角的に捉え行動を起こし続けることが重要です。次世代のために青少年の育成に全力で取り組んでまいります。

地域を活性化する組織

我々が住み暮らし愛する柳川は様々な歴史や文化、伝統があり、観光業の他にも水産業や農業、製造業なども盛んです。しかし、消滅可能性都市とされ様々な地域の課題を抱えているのが現状です。我々世代が危機意識をもって地域の課題と真剣に向き合い、解決に向けた行動を起こし続けなければなりません。また、地域のあらゆるカウンターパートとともに持続可能なまちづくりを推進するための活動、運動を伝播し続けることが重要です。柳川の未来を照らす一筋の希望の光となるべく、一丸となって進み続けてまいります。

継続事業について

青年会議所は様々な業種、職種のメンバーの集まりで単年度制です。青年会議所が主体となって地域に0から1を生み出すことも重要ですが、さらに1を2へと昇華させることも、地域をより活性化させることにつながると考えます。持続的な事業展開をまちのためにさらなるブラッシュアップを行い推進してまいります。

会員の拡大について

目の前に困った人がいる。その人だけなら助けられるかもしれません。しかし、数十人、数百人を助けたいときに、一人の力では限りがあります。我々は組織であり、団体です。点と点が線に、線と線で面がうまれるように、人と人との出会いとつながりの中で、大きな影響を与える力を生み出します。柳川を活性化する事業をとおして想いを伝播し、理念の共有とともに新たな同志の輪を広げていきます。新しい風を取り入れながら個性が輝く組織、地域を先導する団体として邁進してまいります。

結びに

青年会議所は個性あふれるメンバーとの活動や運動をとおして、個人が成長する中で組織としての力を発揮する事ができます。様々な課題に直面し、ときには諦めたくなることもあるかもしれません。しかし、それらを仲間とともに乗り越えることができるのがJCです。信頼し合える仲間とともに、輝かしい未来へと勇猛果敢に進み続けてまいります。

 

【基本方針】

一、水郷Innovationに基づく事業展開
一、人財育成
一、青少年育成事業
一、地域活性化事業
一、会員拡大
一、福岡ブロック協議会への協力と出向者支援