第62代理事長 藤木 秀樹

■はじめに%e8%97%a4%e6%9c%a8

1956年6月16日「明るい豊かな社会の実現」をめざし、大牟田JCをスポンサーに仰ぎ日本で102番目の青年会議所として柳川JCは誕生しました。私たちが今、ふるさと柳川を想い活動、運動を展開できますのも、多くの先輩方の英知と勇気と情熱により一年一年積み重ねてこられた柳川JCの歴史と伝統があるからだと確信を致しております。現在、日本全国に697のLOMがあり「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、よりよい社会の創造をめざし積極果敢にまちづくり、ひとづくりに取り組んでいます。昨年、創立60周年という大きな節目を迎え、私たちは柳川の地域に住み暮らすすべての皆様に必要とされる組織であり、人材であるために、さらに一致団結し、新たな時代の先駆者となる必要があります。40歳までの限られた時間の中で、次世代への襷を繋ぐ責任ある世代として、これまで紡いでこられた歴史、伝統への感謝の想いを心に秘め、ふるさと柳川の光輝く未来を見据え、誰もが夢を抱けるJC運動を展開してまいります。

 

 

 

■人材育成

人生において最後の学校ともいわれるJCには、個人、地域、国際、ビジネスという4つの機会が与えられている中で、幅広い経験の場や様々な価値観との出会い、そして、自己成長の機会が存在します。また、その中で、かけがえのない人生の友といえる仲間と出会うことができるのも大きな魅力の1つであります。しかしながら、人生の糧ともいうべきJCの機会や一生の出会いを掴みとるためには、自らが積極的に行動することで、何事も柔軟に受け止め吸収し、素直な心を兼ね備え行動することが必要です。入会当時、先輩方から「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けないように、人は人でしか磨けない」という言葉を教えていただきました。私自身、この素晴らしい学び舎で多くのメンバーと触れ合い、切磋琢磨し、様々な気づきを得て成長できたことは事実です。柳川JCという素晴らしいフィールドで志を同じうする仲間とともに相集い力を合わせることで、これまで培ってきたJAYCEEとしての誇りを共有、発信し、地域の次世代を担う光輝く未来を切り拓くことのできる人材の育成に努めてまいります。

 

 

 

■青少年育成

戦後急速な経済成長や国際社会の到来など、様々な社会情勢の変化を起因として、道徳心や公徳心といった日本人が古来より大切にしてきた精神性が希薄化し、愛国心や郷土愛も失われているように感じます。そこで日本人としての心を醸成し、郷土愛を育むためには、子どもたち自身が住み暮らす地域「柳川」に誇りを持つことが必要になります。これまで柳川JCでは永年に渡り未来を担う健全な青少年の育成を目的として、様々な事業を展開してまいりました。本年度はこれまでの経験を基に、公の精神の元となる日本人としての精神性を育むために、国やまちの歴史や文化を学び、地域に感謝し、愛郷心を育み、他を慮る心を子どもたちに根付かせてまいります。また、成長の糧となる感謝の心を持つために、多くの方々の支えの中で生きてきたことを伝え、子どもたちに成長の道標を示してまいります。ふるさと柳川の子どもたちが次世代を担うリーダーとして活躍できるために、浄く明るく正しく真っ直ぐに成長できる機会を提供し「日本人」そして「柳川人」として自信と誇りを持ち、未来を切り拓き活躍できる貴重な人材を創出する運動へと繋げてまいります。

 

 

■まちづくり

私たちが住み暮らす柳川は宝の海と呼ばれる有明海と広大な筑後平野に抱かれ、海産物や農産物の恩恵により発展し、約2千年前の弥生時代から営まれる悠久の歴史を持つ魅力あるまちです。この永き歴史に織りなされた史跡や文化遺産が点在するとともに、立花宗茂公や田中吉政公といった戦国武将を輩出し、独自に築かれた城下町や掘割に代表される水郷のまち柳川は、詩聖でもある北原白秋先生をはじめ多くの偉人を育んだ魅力溢れるまちです。そのような歴史や先達の想いでつくりあげられたまちで住み暮らす私たちは、柳川の歴史、文化、伝統、自然環境を次世代に継承していく責務があります。私たちが、より魅力あるまちを創生するために、市民一人ひとりが地域の持つ特徴や資源に誇りを感じ、確かな郷土愛を育み、不易流行を的確に捉え、変化を受け入れることが必要です。さらに、新たなポテンシャルを発掘し、発信することで、地域から自然と起こるムーブメントでまちに新たな恩恵をもたらし、まちに魅力の創出が循環するまちを創造します。今こそ、私たちが変化の起点となり、地域と共鳴し、新たな市民意識変革運動を伝播し、魅力あるまち柳川を創造するための魅力溢れる運動を推し進めてまいります。

 

 

■情報発信

柳川JCには60年の歴史がありますが、「明るい豊かな社会の実現」を目的に押し進めている今来、私たちの活動、運動がどれだけの方々に認知されているのでしょうか。現代の情報社会において目的を達成するためには、自己のもつ情報を戦略的に正確且つ効果的に発信することも手段の1つであると考えます。まずは、地域にどう認知されているかを検証するために、コミュニケーション戦略を展開し、目的や内容によってはデジタル媒体に頼らず、人と人が向き合うアナログ的な手法を組み合わせ、地域との情報共有を図ってまいります。そして、柳川JCの地域における存在価値を高め、社会的認知度をさらに向上させるために、JCがどのような団体なのか、何を行う団体なのかを明確に発信し、対外への発信力をさらに強化してまいります。また、LOM内においても意思統一し組織力を強化するために、委員会やメンバーの活動を組織全体で共有し、対内、対外への運動発信の一本化を図り、各々の運営の効率化を高め、柳川JCの魅力を効果的に発信してまいります。

 

 

■会員拡大

JCにとって会員拡大は組織運営のための大きな課題であります。会員拡大が必要でなくなる時は、柳川のまち、そして、日本、世界の国々が「明るい豊かな社会の実現」を達成し「恒久的世界平和の実現」も達成した時であります。近年、柳川JCに限らず全国的にもメンバーが減少している状況で、柳川地域に住み暮らす同世代の青年に対して、私たちの熱い想いを伝え、志を同じうする仲間を増員することが、運動をさらに拡大していく上で最も重要であると考えます。メンバーが一人でも増えることで広い視野や自由な発想が生まれ大きなイノベーションへと繋がっていきます。そのような同志を多く増やすためには、メンバー一人ひとりがJC運動に自信と誇りを兼ね備え、私たち自身が未来を想い描き、同世代の青年に共感いただけるだけの存在であり続けなくてはなりません。私たちの運動を未来へ引き継ぎ、明るい豊かな柳川を築くためにも、私たちが真のJCとなり積極的に会員拡大に取り組んでまいります。

 

 

■結びに

これまで60年の歴史の中で、過去から現在に至るまでご尽力いただいた先輩諸兄、市民の皆様、そして、柳川JCに携わっていただいたすべての皆様に感謝の気持ちを見失うことなく、JCに在籍している限りまたとない青年期だからこそ志を高くもち、失敗を恐れることなく己を信じ仲間とともに、どのような困難にも立ち向かうことをJAYCEEの使命と捉え、共に学び、共に成長し、ふるさと柳川の明るい未来を確信し、この一瞬一瞬を無駄にせず、誰もが夢を描ける柳川へと導いてまいります。

「柳川を変えるのはオレたちだ!!」